決して負けられない試合の局面で、二人の選手のどちらを起用するか迷った監督がいました。監督は、彼らの股間をいきなりつかんで、より大きな手ごたえを感じたほうを選んだのだそうです。
監督の決め手は、大舞台を前にしたときの“男としての自信”でした。「縮み上がっているか」「肝っ玉を据えているか」で、その後の戦況が左右されることがあるからです。
性生活という「夜の試合」では、フルで戦える勃起力が問われます。朝立ちの有無が話題になるように、勃起力はしばしば、男の自信を計る目安にもなります。
男性ホルモンによる男らしさや自信は
精力剤(勃起不全、勃起障害)を未然に防ぐ手立てになるのでしょうか。
金融トレーダーに聞いた2つの調査結果
テストステロンは、やる気を引き出し、自信をもたらす原動力
男の自信と男性ホルモンとの関わりについて調べた、2つの調査結果があります。面白いのは、どちらも金融の最前線で活躍する「英国の男性トレーダー」に照準を合わせていることです。
男性トレーダー44人を対象とする1つ目の調査では、
「薬指と人差し指の長さを比べたとき、薬指のほうが長いグループと人差し指が長いグループとの収益差は、年7800万円になる」
という結果が出ました。
これに関連して、薬指の長さはテストステロンという男性ホルモンの値の高さに関係する、という報告があります。要するに、テストステロン値が高いほど、人差し指に対して薬指が長くなる傾向があるわけです。
別の男性トレーダー17人を対象とした2つ目の調査では、
「大きな利益を上げた日は、唾液中に含まれるテストステロンの値も大幅に高くなる」
ということが分かりました。
テストステロンで導かれた成功は、さらに同成分の分泌を促し、一種の拡大再生産を行うという説もあります。
シャワーの浴び加減で決まる?男らしさこの2つのデータは、他の職種に比べて緊張を強いられ、ストレスにさらされやすい半面、成功したときには経済的にも精神的にも非常に高い満足を得られるというトレーダーの仕事と、テストステロンとの関係を浮き彫りにしている点で興味深いと思います。
1つ目の調査では、薬指の長さとテストステロン値の高さについての相関関係が明らかになりました。2つ目の調査でも、有能さとテストステロン値との間に深い関係があることをうかがわせました。
男性ホルモンの代表格であるテストステロンには、体つきを男らしく見せ、さまざまな局面における才能を花開かせ、集中力や自信、冒険心などを促すはたらきがあるとされています。
ヒトはもともと、母親の胎内で女として成長します。しかし、ある時期になると、将来男として生まれる赤ちゃんは自らの睾丸からテストステロンを放出し、全身に浴びます。
これを「テストステロンシャワー」といいます。十分に浴びていないと性器の形や機能に響く場合があります。このことからも、テストステロンと男らしさには強い関係があることが分かります。
女が気にする男の手指
薬指の長さは、秀でた「肉体的能力」をうかがわせる手がかりにも
紹介し